【社説】大統領選挙から1年…今は「未来」を競争する時=韓国
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2013.12.18 15:08
明日、朴槿恵(パク・クネ)大統領が誕生した大統領選挙から1年となる。北朝鮮政権の不安定性が表れ、韓半島(朝鮮半島)には不吉な空気が流れている。景気回復が遅れ、庶民・中産層の生活は厳しい。中国の覇権的膨張と日本の排他的再起の間で韓国は板挟みになっている。
国内外の状況がこのように深刻だが、大統領選挙から1年を迎える韓国は、依然として大統領選挙の幽霊に捕らわれている。日々、葛藤が深まる。混乱の核心は勝者と敗者が各自の道を歩めないからだ。
1年前、勝者は51.6%、敗者は48%を得た。競技は終わったが、両者はまた戦っている。最も大きな要因は国家機関の大統領選挙介入疑惑だ。朴槿恵(パク・クネ)大統領は事件の重要性を過小評価してはいけない。もちろん事件が大統領選挙の結果に意味のある影響を及ぼしたとは考えにくい。そして野党側も一部の全国公務員労働組合(全公労)・全国教職員労働組合(全教組)組合員が大統領選挙に介入した疑惑がある。しかし「国家情報院」や「軍」の政治介入とは異なるしかない。こうした言葉は現代史の傷につながっている。