「アベノミクス成功の予断は早い…カギは3本目の矢に」
ⓒ韓国経済新聞/中央日報日本語版2013.12.11 11:35
「成敗は3本目の矢にかかっている」。円安戦略も成功した。株式市場も順調だ。それでも「日本経済が回復するか」という質問に、多くの日本専門家は「もう少し眺める必要がある」と口をそろえる。アベノミクスを評価するには、来年末の物価上昇率と成長率を確認しなければならないという意見が多い。
日本の雰囲気が明確に変わったのは事実だ。対外経済政策研究院のチョン・ソンチュン国際経済室長は「今年に入って何度か日本を訪問したが、街中の雰囲気が確かに違う。企業が成果を出し、希望が感じられる世論が形成されている」と伝えた。
指標もこうした希望を後押ししている。最近、生産・物価・消費関連指標が一斉に回復傾向を見せている。特に10月の全国消費者物価指数(生鮮食品を除いたコアCPI)が前年同月比0.9%増と、5年ぶり最高水準となり、日本列島に「本当にデフレから脱却できそうだ」という期待感が広がった。10月の消費支出も0.9%増と2カ月連続で増加し、同月の鉱工業生産指数も前年比4.7%上昇した。