【取材日記】南大門、文化財復元の反面教師にしなくては
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2013.12.05 13:16
「崇礼門(スンレムン、南大門)関連の現場取材と資料要請に対し、12月31日まで独自監査、調査、現場点検などのために全面的に不許可とすることをお知らせします」。
先月13日、文化財庁は出入り記者にこうした内容の文字メッセージを送った。本紙が「国宝を守れない大韓民国」シリーズで崇礼門のずさんな復旧問題を提起してから6日、これに対し朴槿恵(パク・クネ)大統領が徹底調査を指示してから2日ぶりだ。次の日から崇礼門のずさんな復旧の原因を調べるための取材を始めると、文化財庁は一切の見解を出さなくなった。現場取材と資料要請だけを拒否したのではない。工事当時の事実関係を確認するための質問にも「答えることはできない。すべては監査院の監査を通じ明らかにする」という言葉ばかり繰り返した。当時崇礼門復旧団で働いた職員も口を堅く閉ざした。復旧工事を見守った4人の元文化財庁長も電話を取らなかったり回答を拒否した。一部工事関係者らは「中央日報から電話が来たら言葉に注意しろという話を(文化財庁職員から)聞いた」とした。