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韓国居住外国人が討論…韓国が海外広報に失敗する理由(2)

ⓒ韓国経済新聞/中央日報日本語版2013.11.06 13:41
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◆政府の役割は文化インフラの構築

代案を要求した。彼らが出した案は▼政府は韓国の広報を主導せず支援をする▼韓国ならではのストーリーを発掘して商品化する--というものだ。

 
ブリーンは「英国政府がビートルズを知らせるために何かしただろうか。ジェームス・ジョイスのような有名作家も政府が育てたのではない。1870年代に英国政府が小学教育を義務化し、労働者階級の子どもが学校に通うようになった結果、自然に大文豪が出てきた。政府がするべきことは、目立たないようにこうした文化インフラを構築すること」と強調した。

ラッセルは「この10年間、文化体育観光部長官が交代する度に就任記者会見で出てきた言葉がある。自分たちが韓食・韓屋などを利用して“第2の韓流”を率いるということだ。しかし実際、韓国がうまくいっている分野は政府が主導したものではなく、個々人の才能による分野だ。歌手PSYが良い例」と話した。

文化は政府主導のトップダウンでなくボトムアップで広がるべきということだ。マクファーソンは自分が運営するソウル旅行プログラムを政府が無料で提供したため競争力を失った経験を紹介した。「いったいなぜ政府が民間事業者と競争しようとするのか分からない。審判や支援の役割をしてこそ産業全体を育成できる」という指摘だ。

ブリーンは「政府に長期戦略がないため」と分析した。大統領が5年以内に成果を出そうとして無理なことをし、次期政権は前政権の成果を無視して違うことをするため、連続性が落ちるということだ。

サルマンは代案として「ヒドゥンストーリー」を見つけることを提案した。「焼き肉の鉄板が韓半島を侵略したモンゴル軍の兜に由来しているという説もある。本当に興味深いストーリーだ。韓食は健康によいという理由で食べたくなるものではない。韓食にまつわるストーリーを知らせることが本当のブランディングだ。フランス料理が有名になったのは政府とは全く関係がない。フランス革命の後、貴族が抹殺され、仕事を失ったシェフがレストランを開いたからだ。米国でイタリア料理が人気になったのも、1920年代の禁酒法当時、マフィアが酒をイタリア料理店で密売したからだ。こういうストーリーが文化を生かす」。サルマンの指摘だ。

ブリーンは大邱でフォーラムを運営した経験を語った。「フォーラムの場所の外に小さな山が一つ見えた。官僚たちにあの山にまつわる話がないかと尋ねると、韓国戦争(1950-53)の戦闘があったという話を聞いた。そういう話こそ興味深い。英ノッティンガムの平凡な野山がロビン・フッドの話で世界的な観光地になったのと同じ論理だ」。 

ブリーンは「産業化と民主化に成功した韓国にとってもう一つの挑戦は韓国文化のグローバル化だ。これは経済の発展と違い、政府の主導ではいけない。韓国人の日常に溶け込んでいるストーリーを探し、韓国文化の経験を世界と共有すればよい」と助言した。 (中央SUNDAY第347号)


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    「刺激的なキムチ」「ロマンチックなきのこ」などの英語で韓国の食材を広報するこのポスターはバスに貼られ、ニューヨークのあちこちで人々の目に触れた。「人生よ、おいしくなれ」という言葉も見られる。
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