韓国中産層の自営業者も高利貸しへ 不良債権化リスク高まる
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2013.11.01 11:10
負債が多い大企業と自営業者が危機状況で韓国の金融システムを揺さぶる潜在的“雷管”となる、という指摘が出てきた。韓国銀行(韓銀)が31日に国会に提出した「金融安定報告書」でだ。報告書は家計・企業・金融機関などに内在する危険を評価して出す一種の「金融健康診断書」。
この日、韓銀の姜太秀(カン・テス)副総裁補は「金融システムは概して安定を維持している」という総合診断を出した。しかし大きく2つの部分にリスク因子が表れていると分析した。負債に追われて高利貸しの門をたたく自営業者など中産層が増えていて、今後、一部の大企業の資金難も深刻になるということだ。景気が良くないためでもあるが、銀行がリスク管理のために貸し出しを減らしている影響もある。金融機関が優良顧客を中心に営業し、最も弱い部分から影響が出ているということだ。