故障・不良のまま放置される公共自転車…自治体「予算・人手不足」=韓国
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2013.10.16 16:31
大田(テジョンシ)に住んでいるシムさん(42)は最近、公共自転車(別名:タシュ)に乗っていた時に倒れて腕と足に軽い傷を負った。地下鉄月坪(ウォルピョン)駅の駐輪場から自転車を取り出し、500メートルぐらい前進してブレーキをかけたが効かなかった。地面に足を突っ張って自転車を止めようとしたが、速度に勝てず倒れた。シムさんは「一度けがをしてからは公共自転車を利用するのが怖くなった」と述べた。
自治体が運営している公共自転車がその役割を十分に果たしていない。整備不良などでよく故障するが、きちんと修理されていない。このため、利用者が事故に遭うことが頻繁におきる。一部の自治体では運営システムの非効率性が問題だと指摘している。地方自治体が公共自転車を本格的に導入したのは2008年からだ。環境にやさしい交通手段として自転車を普及し環境汚染を減らそうという趣旨だった。現在、公共自転車を運営中のところは、ソウル・大田・大邱(テグ)・光州(クァンジュ)などの広域市と慶尚南道昌原(キョンサンナムド・チャンウォン)、全羅南道順天(チョンラナムド・スンチョン)、麗水(ヨス)など25カ所だ。