「ナチスのように改憲」主張した麻生副総理、失言か信念か(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2013.07.31 09:01
しかしワイマール憲法破棄当時の状況と現日本の状況が妙に重なり、波紋が広がっている。まずヒトラーは首相になった後、「授権法」を通じて平和憲法のワイマール憲法を無力化した。日本の自民党政権も同じだ。戦争と武力行使の放棄、さらに国家交戦権を認めないという平和憲法を変えようとしている。日本の現行憲法は最も平和的な憲法と呼ばれる。麻生副総理がこの日の講演会で「護憲を叫べば平和がくるという考えは誤算」と主張したのは、現自民党政権の傲慢な認識を代弁している。
また当時のドイツと現在の日本の政治構造が妙に一致する。ヒトラーは首相になった後、33年に行われた総選挙で全体議席608議席のうち230議席を得て第一党となった。しかし単独過半には達しなかった。そのため連立政権を構成し、ワイマール憲法を無力化した。日本の自民党も21日の参議院選挙で圧勝して議会を掌握したが、改憲発議ラインには達しなかった。連立与党の公明党はもちろん、日本維新の会、みんなの党など、改憲に積極的な党と手を組んで改憲を推進しようとしている状況だ。