開城工業団地会談の最後通告に返事ない北朝鮮
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2013.07.30 08:25
開城(ケソン)工業団地正常稼働のために当局者会談を開始しようという韓国政府の“最後通告”に、北朝鮮は29日、返事を返さなかった。統一部はこの日午前10時50分ごろ、板門店(パンムンジョム)連絡官チャンネルを通じて北側に後続会談を公式提案した。1日前に柳吉在(リュ・ギルジェ)統一部長官が記者会見を通じて明らかにした声明内容を公式伝達したものだ。会談日や場所などは北側に一任した。
だが、午前・午後に直通電話をやりとりする南北連絡官の間の締め切り通話(午後4時)の時に北朝鮮は何の回答も送ってこなかった。先立って当局者会談が成功した過程では、締め切り延長勤務まで韓国側に要請して回答を送り速度をはやめようとしたこととは違った姿だ。企業銀行研究所のチョ・ポンヒョン研究委員は「柳長官の提案を受けとった金養建(キム・ヤンゴン)労働党統一戦線部長は交渉再開を希望するだろうが、軍部の立場は違う」としながら「このために意思決定が遅れていると見られる」と分析した。