輸入ビールに酔う韓国…3分の1は日本産(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2013.07.18 10:50
韓国の2大ビールメーカーのOBビールとハイト真露は軽くさわやかな味で勝負をかけている。OBビールはダイエットへの関心が高さを反映し、低カロリービール「カスライト」を主力としている。2010年出した「カスライト」はカロリーが100ミリリットル基準で27キロカロリーと、一般のビールより33%低い。これまでに3億8000万本以上を売る人気を呼んでいる。ハイト真露は夏を控え「ドライフィニッシュd」の度数を下げ首位奪還を狙う。この製品はデンマークのダンブリューとの技術提携で2010年に出した韓国唯一のドライタイプのビールだ。後味がすっきりしており暑さを冷ますビールとして人気だ。
韓国のビール市場はOBビールとハイト真露が二分している。韓国酒類産業協会が3月に発表したシェアはOBビールが58.8%、ハイト真露が41.2%だ。韓国酒類産業協会は韓国の酒造メーカーだけ集計するためこの統計には海外産のシェアは現れない。業界では輸入ビールが韓国のビール市場で占める割合は5~7%水準と推定している。バドワイザーやミラーのように韓国で委託生産されながら輸入ビールとして集計されるビールを除くと、韓国で輸入ビール1位はアサヒビールが占めている。次いで日本4位のサッポロビールが2位だ。ある大型マートの上半期の日本ビール売り上げ構成比はアサヒが53.0%で1位、サッポロが25.6%、サントリーが12.5%、キリンが8.8%の順だった。アサヒはすっきりとしたドライビールが主力だが、サッポロ、サントリー、キリンは濃い味を出すほうだ。