中国人が減り東南アジアからの観光客が急増する日本(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2013.07.01 10:02
◇ビザ免除、専用コース作りに奔走
高島屋関係者は、「タイ人は購入単価が大きい」と話した。タイ王妃が愛用するというイッセイミヤケのカバンは一度に3~4個ずつ買い、どの百貨店も商品がなくて売れない状況だ。英語・韓国語・中国語一色だった東京都内の免税店の看板にはいつのまにかタイ語も登場し始めた。日本の観光庁によるとタイなど東南アジアの観光客が日本国内で消費するお金は1人当たり13万円前後で、日本を訪れる韓国人観光客の平均6万5000円の2倍だ。
日本政府はアベノミクス成長戦略のひとつの軸として観光振興を掲げている。日本経済新聞は、2012年に1兆860億円だった観光客の日本国内消費を2030年に4兆7000億円に増やすという政府の計画が実現されるには東南アジアなしでは不可能だと分析した。最近日本政府の観光立国推進閣僚会議で決定された東南アジア諸国に対するビザ緩和措置は異例にも安倍晋三首相が直接発表した。タイとマレーシアにはビザ免除、フィリピンとベトナムにはマルチビザの発行開始、インドネシアには滞在期間延長措置が取られた。だが、日本経済新聞は、ビザ緩和や文化広報などでライバルの韓国に後れを取っており先は長いと診断した。日本政府やメディアは必ず超えなければならない対象に韓国を挙げている。