オバマ大統領が見舞いに行った“戦争英雄”韓国系米国人、アフガンで両足失う
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2013.05.08 14:13
2012年12月12日。アフガニスタンに派兵されてからちょうど40日目の日だった。小隊員と一緒に徒歩で巡回査察に行った彼は、タリバンが設置したIED(即席爆発装置)を発見した。「みんな下がれ」と叫んだ彼は、すぐに強い爆発音とともに自分の体が宙に浮くのを感じた。瞬間だった。両足と指2本を失った。しかし彼の迅速な指揮のため、他の小隊員は無事だった。ワシントン付近のウォルターリード病院に移され、数十回の大小の手術を受けた。いま彼は義足をつけてリハビリ中だ。韓国人2世でウェストポイント(米国陸軍士官学校)を卒業した米陸軍歩兵第2師団のジェイソン・パク中尉(22)のことだ。
「最初は足を失ったのが分からなかった。他の小隊員が無事かどうかが心配だった。両足を失ったが、自分の決定を後悔していない」。自分の体はともかく、小隊員から避難させたジェイソンは米国防総省からパープルハート勲章を受けた。事故発生から10日後の12月21日にはオバマ大統領がウォルターリード病院に見舞いにきた。オバマ大統領はジェイソンの手を握り「米国の代わりをしてくれたことに感謝している」と述べた。そして「必要なことがあれば何でも話してほしい。リハビリ治療を終えて退院すれば、必ず歩いてホワイトハウス執務室を訪問してほしい」と語った。バイデン副大統領夫妻、パネッタ国防長官も順に病室に姿を見せた。