与野党対立の政局で補選出馬する安哲秀氏=韓国
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2013.03.04 09:28
安哲秀(アン・チョルス)前ソウル大融合科学技術大学院長が来月24日にソウル・蘆原(ノウォン)丙選挙区で国会議員補欠選挙に出馬する。安氏陣営で共同選対本部長として活動した無所属のソン・ホチャン議員は3日に国会で会見し、「安氏が2カ月余りの米国滞在を終えて10日ごろ帰国する予定だ。新しい政治のためにソウル・蘆原丙選挙区の補欠選挙に出馬することにした」と明らかにした。サンフランシスコに滞在中の安氏はこの日午前にソン議員との電話を通じ出馬決定を公開することにし、これにともなう準備を依頼した。安氏はこの日の会見に先立ち蘆原丙選挙区の議員だった魯会燦(ノ・フェチャン)進歩正義党共同代表にも電話をかけた。
ソン議員は、「安氏が多くの意見を取りまとめ出馬を決心したようだ。出馬背景は安氏が(帰国して)直接説明するのが国民に対する礼儀」と説明した。ソン議員は新党旗揚げについては、「まだ準備したり相談したことはない」と話した。しかし安氏が4月24日の再補欠選に直接飛び込む正面勝負を選んだことで、「安哲秀新党」の旗揚げと野党再編の可能性は排除できなくなった。陣営内部では補欠選挙で安氏が勝利した場合、来年6月の地方選挙を控え新党旗揚げに向けた手続きに入るというシナリオが出てきている。