旧正月ストレスに苦しむ韓国の国民
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2013.02.09 12:14
結婚3年目のイさん(33)とキムさん(31)は旧正月を控え、ひどく夫婦げんかをした。長男の嫁のキムさんは、旧正月の料理を準備するため婚家の慶州に早く来てほしいという姑の言葉のため、数日間眠れなかった。キムさんは結婚後、毎年の中秋と旧正月の連休が苦痛だ。油まみれになるほどチョン(チヂミ)を焼き続けることを考えるだけで、体がだるくなった。夫のイさんは「楽しく過ごすべき旧正月だが、毎年けんかをしてなだめることを繰り返している」とため息をついた。
ゲーム会社の幹部パクさん(37)は、今年の旧正月も里帰りをしないことにした。親せきが集まる父の家に顔を出さないのは3年連続だ。その代わり会社で当直を要望した。パクさんは「親せきから何度も『いつ結婚するのか』と聞かれるのも嫌で、親にも申し訳ない」と話した。パクさんは「連休に里帰りして帰ってくると、いつも脱毛がひどくなった」と語った。
旧正月が近づき、今年も「旧正月症候群」が表れている。旧正月症候群とは、ストレスによる精神的・肉体的症状に苦しむことをいう。高麗大のチョ・ギョンファン教授(家庭医学科)は「長い連休で不規則な生活をし、まず体の生活リズムが崩れ、特に負担が大きい人は精神的なストレスが身体の異常につながったりする」と説明した。