【コラム】環太平洋FTA時代、韓国の選択は?(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2013.01.23 13:16
二つ目、両FTAは最終的にアジア太平洋自由貿易圏(FTAAP)を実現するための一部だ。グローバル自由貿易秩序を構築するための交渉が膠着状態に陥っているため、TPP・韓米FTA・韓中FTAのような個別の地域貿易協定はともに、FTAAPを積み上げるのに役立つブロックの結成につながるだろう。
最後に、中国をTPPに引き込むのは韓国と米国の目標にならなければならない。なぜか。新興勢力の中国を従来の国際秩序に統合する最善の方法はTPPを通すことであるからだ。TPPは中国が自国で事業をする方式、法の支配、透明性の基準、知的財産権に対する待遇、労働権、環境保護などを変化させられる。これはソウルとワシントンが支持してきた形だ。さらに中国は、外部が要求するからではなく、アジアの新しい自由貿易体制の一部になり、最大限の利益を得るためにこうした変化に向かうことになる。