【社説】延坪島砲撃から2年…安保も重要な大統領選挙イシューだ
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2012.11.22 17:40
北朝鮮の延坪島(ヨンピョンド)砲撃から明日でちょうど2年となる。2年前、北朝鮮は1953年の休戦以降、韓国民間人に最も露骨な挑発を行った。韓国は効果的かつ十分に報復できず“恥辱”を記録した。李明博(イ・ミョンバク)大統領は今年10月、延坪島で海兵隊兵士の応戦状況について報告を受け、延坪島交戦を「勝利」と規定した。国防部も一歩遅れてこれに従っている。しかしこれは誤った判断だ。海兵隊の敢闘精神で見れば勝利だ。しかし右往左往して消極的だった大統領と軍指導部で見れば敗戦だ。大統領と軍指揮部は武装したF-15Kを西海(ソヘ、黄海)上空に出しながらも反撃しなかった。李大統領は“戦闘拡大自制”を指示した。国民の平和な島の村だけが火の海になった。
イスラエルはパレスチナ武装テロ組織のロケット砲攻撃に、強力な報復で対抗している。双方の葛藤には歴史的に複雑な背景がある。しかしこれに関係なく、国家安保だけを見れば、イスラエルは完ぺきに国民を保護している。アイアンドーム(the Iron Dome)ミサイルでロケット弾を撃墜し、砲陣地を爆撃する。こうした安保の原則には与野党の区別はない。