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1カ月以上も姿を消した金正恩夫人、実は…

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2012.10.12 15:19
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北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)第1書記の夫人リ・ソルジュ(23)が1カ月以上も公開席上に姿を現していない。 先月3日に北朝鮮官営メディアが金正恩とともに朝鮮人民軍軍楽団の演奏会を指導したと報道して以来、39日間にわたりリ・ソルジュの動向が不明だ。

労働党創建67周年の10日、金正恩が党・軍部の核心とともに金日成(キム・イルソン)と金正日(キム・ジョンイル)の遺体がある錦繍山太陽宮殿を参拝した席にも、リ・ソルジュの姿はなかった。 党の重要行事にも同行していないのだ。 最近外国で治療を受けて帰国した金正恩の叔母の金敬姫(キム・ギョンヒ)党秘書(66)までも出席する行事に欠席するというのは、異常徴候と観測されている。

 
これに関し、対北朝鮮情報消息筋は11日、「リ・ソルジュが姿を見せないのは、金日成・金正日のバッジを付けずに活動したのが問題になったためという情報がある」と述べた。 この消息筋によると、リ・ソルジュは金正恩と公開行事に出席する際、ほとんどの場合、バッジを付けていなかった。 このため労働党と軍の元老幹部が「とんでもない。このまま見過ごすことはできない」と不快感を表したということだ。 脱北者は「北朝鮮で“肖像徽章”と呼ばれるバッジは成年になった住民なら誰でも公式行事や正装姿に付けなければならない」とし「これを破ったとすれば、リ・ソルジュといえども許されがたい」と話した。

中央日報が朝鮮中央通信の写真やテレビ映像資料を確認した結果、リ・ソルジュは7月25日の綾羅人民遊園地竣工式当時からバッジを一度も付けていなかった。 当時は北朝鮮メディアが初めて「夫人リ・ソルジュ同志」と呼び、ファーストレディーであることを公開した行事だ。 リ・ソルジュは7月6日の金正恩との牡丹峰楽団公演観覧、錦繻山太陽宮殿参拝(8日)、平壌キョンサン幼稚園訪問(14日)ではバッジを付けていたが、その後は付けていなかった。 消息筋は「リ・ソルジュはバッジの代わりにブローチを付けたりもした」とし「ファッションのためか、自由奔放な性格のためと考えられる」と述べた。

リ・ソルジュは金正恩の夫人として公式席上にデビューした後、2カ月近く活発に動いた。 金正恩の公開活動26回のうち18回に同行した。 金正恩と腕組みをしたり、高級バッグを持つ姿が話題になった。 当局者は「過度に開放的な姿が住民に良くない姿として映るという点を金正恩の後見勢力が懸念していたところ、バッジ問題が理由になった可能性がある」と述べた。

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