3大通貨の流動性“津波”が韓国に押し寄せる
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2012.09.20 10:03
日本銀行が19日に追加量的緩和に出たことから韓国は世界の主要3大通貨のドル、ユーロ、円の流動性の津波を避けることができなくなった。日本銀行がこの日国債買い入れ規模を80兆円に拡大した措置は本質的には景気浮揚効果を狙ったものだ。だが、当面は米国とユーロ圏の無制限な金融緩和に対抗し円高を阻止しようとする意図が強い。
米国連邦準備制度(FED)が13日金融政策会議を通じて量的緩和第3弾(QE3)を決めた後、世界の金融市場ではドルが無制限に供給される米国発の流動性津波に対する懸念が高まった。FEDは住宅景気が確かな回復傾向を見せるまで毎月400億ドル規模の住宅ローン担保証券(MBS)を無制限に買い入れると明らかにした。これは米国がドルを無制限で印刷するという意味だ。円はすぐに急騰し始め、最近1ドル=77円まで上昇した。フィナンシャルタイムズは、「米国からあふれるドルを持って海外に行き投資するドルキャリートレードが一層加速化するだろう」と報じた。円高が急速に進むと日本の安住淳財務相は円売りによる市場介入を示唆することもした。