韓国で児童ポルノ1日1万件ダウンロード、制作量は世界6位
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2012.09.03 09:50
「児童のわいせつ物を見ながら子どもと性関係をしてみたいという思いを抱くことになった」。
羅州(ナジュ)児童性暴行事件の犯人コ・ジョンソク(23)は警察の取り調べでこのように述べた。児童わいせつ物が児童を対象とした性犯罪をあおっている。特に児童に性的興奮を感じる「ロリコン」に児童ポルノは一種の犯罪触媒剤として作用する。実際に最近起きた児童性暴行事件の背後には児童わいせつ物が常連のように登場する。コ・ジョンソクはネットカフェで児童わいせつ物をしばしば見ていたことがわかった。コ・ジョンソクの犯行動機などを分析した警察庁科学捜査センターのクォン・イルヨン警部は、「小児嗜好症には児童だけを性的対象と感じる人と、成人と児童を含む2種類があり、コ・ジョンソクは後者に該当する。彼は子どもや女性など弱い存在を思いのままに統制することによって自尊感と快楽を得る人物」と話した。
統営(トンヨン)の小学生殺害犯キム・チョムドクのコンピュータからも児童わいせつ物70本余りが発見された。小学生を学校から連れ去り性暴行したキム・スチョルも犯行前日に児童わいせつ物50本余りを見ていたことが明らかになった。警察大学行政学科のイウンヒョク教授は、「児童性犯罪者の3人に1人が犯行直前に児童ポルノを見ていたという研究結果がある。児童わいせつ物は児童性倒錯者など社会的弱者には性犯罪を起こす触媒剤になりかねない」と指摘した。