韓国政府の外交ラインに日中専門家が不足
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2012.08.23 11:18
韓国政府の核心外交ラインに日本通と中国通が不足していることが明らかになった。要職がすべて欧米通に占められており、最近の日本や中国との外交摩擦を解決するには力不足という指摘が出ている。
大統領室と外交通商部の次官補(1級、室長級)以上13人のキャリアを見ると、日本通と中国通は今年初めの外交通商部高官人事以前に比べ大幅に減った状態だ。代わりに米国通が多数を占めている。金星煥(キム・ソンファン)長官、張虎鎮(チャン・ホジン)大統領外交秘書官は北米局長を務めた米国通だ。外交安保研究院教授を務めた金聖翰(キム・ソンハン)第2次官も米国専門家だ。金奎顕(キム・ギュヒョン)次官補は北米1課や駐米公使などキャリアの大部分で米国関連業務に従事してきた典型的な米国通だ。
国連をはじめとする多国間専門家も多い。千英宇(チョン・ヨンウ)大統領外交安保首席秘書官は国連での経験を持つ北朝鮮核問題の専門家だ。国連次席大使を務めた金奉ヒョン(キム・ボンヒョン)多者外交調整官、国連代表部で勤務した文河泳(ムン・ハヨン)在外同胞領事大使もそうしたケースだ。金尚一(キム・サンイル)大統領儀典秘書官、趙大植(チョ・デシク)企画調整室長、ペ宰鉉(ペ・ジェヒョン)儀典長は文化外交局長を歴任した。