韓日中経済協力、ここで手を引けば…すべてが「負け組」(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2012.08.22 09:21
ロンドン五輪開幕中の6日。日本を代表する自動車メーカーのトヨタはソウルなど韓国内14カ所のショールームに韓国サッカーチームを応援する垂れ幕を掲げた。この垂れ幕は銅メダルをめぐって競った韓日戦が終わった後、「メダル獲得をトヨタがともに喜びます」に変わった。「韓国で事業をすれば韓国企業」という韓国トヨタの中林尚夫社長の指示によるものだ。しかし韓国トヨタ関係者たちの精神的苦労は激しく、追加広報を取りやめなければならなかった。外交紛争が激しくなったからだ。中国では20日に暴徒化したデモ隊が日本車を壊したりもした。
経済統合に向かって進んだ韓日中新経済が暗礁に乗り上げた。歴史のためだ。マーケティング次元とはいえ日本企業が韓国チームの韓日戦勝利を祝う垂れ幕を掲げるほど厚くなった関係に亀裂が入ったのだ。対外経済政策研究院の崔洛均(チェ・ナクキュン)選任研究委員は、「韓日中経済協力の必要性はますます大きくなっているが外交・政治的紛争が障害になっている」と診断した。