【時視各角】任期末に日本と遠ざかる韓国大統領(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2012.08.17 15:24
未来の大統領は変わるのだろうか。懐疑的だ。日本との距離は今後も5年前後の周期で動く可能性が高い。任期末の大統領の政治的意図のため? それは視野が狭い。根本的には日本がドイツと違うためだ。日本はいつも過去の歴史の解決に躊躇した。自国を戦争敗北者と考えるだけで、加害者という認識は濁らせた。植民統治についても「恩恵を与えた」と考えている。さらに最近は右傾化している。かつてG2だったが、その地位を中国に譲った。追い越された人の心理を考えればよい。私たちが日本に怒ることはさらに増えるだろう。
それでも忘れてはならないことがある。毎年300万人の日本人が韓国を訪れるという事実だ。200万人の韓国人が日本へ行く。韓国にとって日本は2番目の貿易国であり、日本にとって韓国は3番目の貿易国だ。08年の金融危機当時、韓日通貨スワップ締結で胸なで下ろした人もいる。北朝鮮問題が浮上する度に「韓日間の情報交流はうまくいっているのか」と話す人も少なくない。相変わらず切っても切り離せない関係にある。さらに強国だ。大統領が就任する度に日本との新たな出発を望む理由でもある。