韓日通貨スワップ中断なら経済にもマイナス効果?(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2012.08.17 09:58
市場が落ち着いていたのは韓国の外国為替事情に余裕があるからだ。先月の韓国の外貨準備高は3143億5000万ドルで、世界7位。08年の金融危機(2012億ドル)に比べると、1000億ドル以上も増えた。外貨準備高に対する短期外債の比率も08年の74.5%から昨年末には44%に下がった。
制度的な装置も拡充された。急激な資本の流出入を防ぐため先物取引規制が強化され、外貨負債に対しては外貨健全性負担金も課している。日本資金のほかにも外貨非常用の資金は少なくない。韓中スワップ資金560億ドル、CMI関連資金384億ドルを使える。
ハ・ジュンギョン漢陽大教授(経済学)は「日本との通貨スワップ規模は韓国経済の規模でみると大きな意味はない水準」とし「実質的に波及力がある韓米間通貨スワップとは次元が違う問題」と述べた。ソン・テユン延世大教授(経済学)は「韓日スワップは北東アジア協力に焦点を置いた象徴的制度」とし「ただ、こうした問題が繰り返されれば、経済心理に良くない影響を及ぼす可能性はある」と診断した。