大韓サッカー協会の「Regret」、“独島セレモニー”釈明に批判も
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2012.08.15 12:01
大韓サッカー協会がロンドンオリンピック(五輪)男子サッカー銅メダル(3位)決定戦当時、朴鍾佑(パク・ジョンウ)選手(23、釜山)が行った“独島セレモニー”に関連して日本サッカー協会に釈明の電子メールを送ったことをめぐり論議が起きている。日本メディアは一斉に「大韓サッカー協会が日本に謝罪した」と報じ、韓国が朴選手の行為は誤ったものだったと認めたとして報道を行っている。外交部や文化体育観光部など韓国政府が乗り出して解決策を用意している状況で、サッカー協会が恣意的な解釈も可能な文句の電子メールを送り、自ら不利な立場に置いたとの批判も出ている。
複数の日本メディアは14日、「日本サッカー協会の大仁邦弥会長が自国の記者に対し、『大韓サッカー協会から“申し訳なかった。二度と起こらないよう徹底する”との内容の文書が届いた』と述べた」と報じた。産経新聞や毎日新聞など右派寄りの日本の新聞社は「謝罪」という言葉を使って「韓国が再発防止を約束した」と主張した。
これについて、大韓サッカー協会の金ジュ城(キム・ジュソン)事務総長は「趙重衍(チョ・ジュンヨン)会長名義で13日、日本サッカー協会に英文の電子メールを送った。朴鍾佑の行動が政治的意図を含んでおらず計画的ではなかったことを釈明する電子メールだ。『今後、このような事が起こらないように努力しよう』との内容で、お詫びや謝罪といった言葉は全くない」と述べた。大韓サッカー協会は14日、「遺憾(regret)の意を伝える」という通常的な外交修辞を拡大解釈した日本メディアの明らかな誤報」との内容の報道資料を出した。しかし日本に送った電子メールの全文は外交文書なので公開できないという立場を取っている。