李英鎬の粛清を招いた北朝鮮の軍民金脈争い
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2012.07.18 08:36
北朝鮮軍の最高実力者である李英鎬(リ・ヨンホ)総参謀長(70)の失脚の背景には、外貨稼ぎをめぐる軍民間の葛藤があると分析された。ドル資金源をめぐり軍部が労働党・内閣と葛藤を起こし、これを抑え込むレベルで李英鎬の解任が行われたというのが、政府外交安保ライン当局者の見解だ。権力争いの中には「金脈争い」があったということだ。
韓国政府当局者は1日、「北朝鮮軍部が外貨稼ぎ事業をしたところ、内部的にいろいろな問題が発生し、これを正すために軍部の金脈を断って経済事業を内閣に一元化しようという動きがあった」とし「これは軍と民間の葛藤を招くのに十分な要因」と述べた。青瓦台(チョンワデ、大統領府)の関係者も「北朝鮮で軍部の外貨稼ぎを党ができないようにし、内閣で一元化するという話がずっと出てきている」と伝えた。