‘酸素タンク’朴智星（パク・チソン、３１）が移籍したクイーンズ・パーク・レンジャーズ（ＱＰＲ）で最初の練習を終えた。

ＱＰＲは１１日（日本時間）、球団ホームページで、英ロンドンの練習場で行われたトレーニング場面の写真を公開した。朴智星は９日、ロンドンのミルバンクタワーでＱＰＲ入団公式記者会見を行った後、翌日の１０日、ＱＰＲの練習に初めて参加した。

青いユニフォームを着た朴智星は終始、笑顔を見せながら汗を流した。リオ・ファーディナンド（マンＵ）の弟のアントン・ファーディナンドをはじめ、ジブリル・シセ、ファビオ・ダ・シウバ（２２）とランニングやパスゲームを行った。朴智星はＱＰＲの同僚と以前から一緒に練習をしてきたかのように溶け込んだという。

特にファビオ・ダ・シウバが朴智星のそばにいる姿が目を引いた。ファビオ・ダ・シウバはマンＵで朴智星のチームメートだったが、最近、レンタルでＱＰＲに入団した。

この日の練習に参加した球団関係者は「朴智星の獲得を強く主張してきたマーク・ヒュース監督が練習中ずっと朴智星から目を離すことができなかった」と伝えた。ヒュース監督はトニー・フェルナンデス球団オーナーと一緒に韓国まで来て朴智星に会うほど、朴智星獲得に力を注いだ。

朴智星は１４日から２４日まで、マレーシアのクアラルンプール、コタキナバル、インドネシアのスラバヤで地域のチームと試合を行う「ＱＰＲアジアツアー２０１２」にも参加する。朴智星が入団記者会見の翌日にチームに合流したのもＱＰＲのアジアツアーに参加するためだ。

朴智星の父パク・ソンジョンさんは「ＱＰＲがアジアツアー日程に智星を必ず連れていきたいというので、日程を一日操り上げてロンドンへ向かった」と述べた。