【時視各角】サムスンのおおげさな態度と嫉妬の経済学(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2012.07.10 10:11
参考に、アップルも4月に節税するためのごまかしがわかった。利益の70%を租税回避地など海外に送り、米国内の利益も法人税が少ない州に移したのだ。アップルは昨年39兆ウォンの利益を上げながら約3兆7000億ウォンの税金しか払わなかった。これに対しその半分にもならない16兆ウォンの利益のサムスン電子は3兆ウォンの税金を払った。アップルは「脱税の開拓者」という非難に、「税率が高く海外で稼いだ金を持って来られない」ととぼけた。サムスンがばかなのか、そうでなければアップルがずる賢いのか。
最近アップルがフォックスコン問題、雇用議論に巻き込まれた時も同じだ。アップルは中国などで70万人の雇用を創出しながら国内雇用は4万7000人にすぎず、そのうち大部分が年俸3000万ウォン以下の小売店スタッフという非難を受けた。だが、アップルは退かなかった。「失業率と雇用は政策問題なのに、なぜわれわれに負わせるのか」と対抗した。ホームページにはこうした文まで堂々と上げた。「…私たちの製品を配達する運転手、そして運搬トラックを製造した間接人材まで含めれば米国で51万4000人の雇用を作った」。アップルが韓国企業だったら雨が降る日でもほこりが立つほど殴られただろう。