韓国、産業化にまい進した高齢者が貧しい国(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2012.07.04 09:08
慶尚北道浦項(キョンサンブクド・ポハン)に暮らすシンさん(69)は、青松郡(チョンソングン)で農作業をしていたが、1970年代半ばに浦項に出てきた。浦項製鉄(現ポスコ)が設立され、協力会社で働くことになった。10年以上にわたり溶接・鉄構造物を製作した後、数人の職員を雇用して小さな鉄工・溶接工場を経営することになった。ポスコ協力会社に納品する工場だ。
93年、子どもに勧められて国民年金に加入した。それ以前は国民年金があることも知らなかった。60歳に引退した後、現在は国民年金40万ウォンと基礎老齢年金を合わせて月50万ウォン(約3万6000円)ほどで生活している。子どもから受ける小遣いを生活費に補っている。