日本の研究チーム、胚芽幹細胞で人間の網膜を作り出す
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2012.06.15 11:30
日本の研究チームが人間の胚芽幹(ES)細胞を利用して立体的な構造の網膜組織を作り出すことに世界で初めて成功したと読売新聞などが14日報道した。日本の理化学研究所、発生・再生科学総合研究センターと住友化学の共同研究チームが出した成果で、日本メディアは再生医学分野の新しい一頁を開くことができると期待した。
研究チームを率いた理化学研究所の笹井芳樹博士は「人間胚芽幹細胞を研究チームが開発した方法で培養した結果、自然に網膜組織に分化した」と明らかにした。胚芽幹細胞約9000個に特殊なたん白質を添加して試験管内で126日間培養するとすぐに細胞は球の形の塊になり、人間の網膜を形成する組織である「眼杯(optic cup)」に分化したということだ。