【社説】南北が共同で戦死者の遺骨を発掘しよう
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2012.05.26 11:17
北朝鮮の地に50年近く捨てられていた韓国人戦死者12人の遺骨が故国の戻った。米国が北朝鮮と交渉して発掘した米軍戦死者と一緒に埋まっていたのだ。韓国戦争(1950-53)休戦直後に送還された遺体以来初めてとなる。北朝鮮と非武装地帯(DMZ)には、まだ戦死者約5万人の遺骨が埋まっていると推定される。今回の遺骨送還を契機に、戦死者の遺骨をできる限り発掘し、「救国の英雄」として推戴する作業がなければならない。
国を救うために命を捧げた人たちを私たちは「殉国先烈」と呼ぶ。殉国先烈のうち日帝植民地に対抗して独立運動をした人に対しては、政府レベルの発掘努力が続けられてきた。これに対し、韓国戦争戦死者の遺骨を発掘する努力は公式的には12年前に始まった。その努力の成果もわずかだ。失踪戦死者13万人余りのうち、これまで発掘されたのは約6600人にすぎない。