純血主義強い韓国サッカー代表、ブラジル出身選手の帰化を推進
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2012.05.10 11:21
純血主義が強い大韓民国サッカー代表チームで、ブラジル出身の選手が太極マークを付けてプレーすることになるのか。
大韓サッカー協会が9日、エニーニョ(31、全北現代)の帰化を推進すると明らかにした。イ・ウォンジェ・サッカー協会広報局長は「チェ・ガンヒ代表チーム監督の要請と本人の意向によりエニーニョの特別帰化を推進する。法務部に帰化を申請する手続きを踏む」と明らかにした。特別帰化申請が受け入れられれば、エニーニョは帰化選手の初の韓国サッカー代表選手となる。
これまで他の種目では、特別帰化で韓国人になり、韓国代表チームに抜擢されたケースがある。2010年から法務部が分野別の人材に多重国籍を認め、特別帰化が施行された。バスケットボールのムン・テジォン(37、電子ランド)・テヨン(34、モービス)兄弟、キム・ハンビョル(26、サムスン生命)、ショートトラックのコン・サンジョン(16、月村中)が特別帰化で韓国人になった。こうした選手は混血(ムン・テジォン、ムン・テヨン、キム・ハンビョル)または華僑3世(コン・サンジョン)であり、韓国人の血統という点が有利に作用した。