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【社説】原発の敵は内部にいる

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2012.03.15 11:46
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有り得ないことが起きた。古里(コリ)原発1号機で先月、電源供給が12分間中断された。電源喪失がさらに長びけば冷却水が蒸発し核燃料棒が溶け大型事故につながりかねなかった。日本の福島原発事故から1年で起きたひやっとした瞬間だった。事故も事故だがさらに大きな問題は古里原発側の事後措置だ。外部電源が遮断され非常用ディーゼル発電機も作動しないのに、すぐに取られなければならない非常警報は鳴らなかった。韓国水力原子力は自体収拾に出てから1カ月が過ぎてようやく事故の事実を原子力安全委員会に報告した。深刻な安全不感症と情報隠蔽といわざるをえない。

韓国水力原子力は福島事故1年と重なる微妙な時期に、それも寿命を延ばした古里1号機の故障は隠したかっただろう。事実が公開されれば原発廃棄の圧力が一層強まるのは明らかだった。だが、まさにこうした誤った判断が大型惨事を呼ぶ。旧ソ連のチェルノブイリ原発事故も単純な操作ミスから始まった。だが、失敗を挽回しようと原則に反した措置が相次ぎ原子炉の爆発につながった。福島原発事故も同じだ。津波が1次原因だったが、東京電力と日本政府が海水をすぐに投じなかったことが事故を拡大させた。最後まで原子炉に対する未練を捨てられないまま責任転嫁と情報隠蔽に汲々として全世界を放射能の恐怖に陥れたのだ。

 
原発の安全はどれだけ強調しても行き過ぎでない。原発事故は国民の生命と財産に致命的なためだ。原発の電源が切れたのは人の動脈が切れたも同然だ。こうした重大事故が閉鎖的な組織論理に隠されたことは到底見過ごせないことだ。韓国水力原子力は以前に部品納品をめぐる不正で問題を起こしている。原発監督のために現地に派遣された韓国原子力安全技術院(KINS)所属の駐在員らも事故の事実を全く知らなかったという。まったく納得できないことだ。昨年政府と韓国水力原子力は原発安全対策を一層強化したと壮語していなかったか。

原発の敵は外部の反対集団でない。内部にある。今回の事故は韓国水力原子力の調査に任せてはいけない。独立機関になった原子力安全委員会を中心に監査院と知識経済部もともに精密調査に乗り出さなくてはならない。原発事故は「三振アウト制」の一般事故と次元が違う。ただの一度でも違法行為に介入したとすれば厳重に問責しなければならないだろう。今後職員の人為的な判断が介入する余地も最大限減らさなければならない。このためシナリオ別に原発事故対応マニュアルを細かく修正しなければならないだろう。

石油の1滴も出ない韓国に原発は唯一の代案だ。いつになく原発反対の動きも尖鋭化している。今回の事故は韓国社会に「統制されない原発」という不安な信号を送った。国民の信頼を失えば原発の立場はない。最悪の場合には古里1号機を廃棄するという覚悟で原発政策をまた立てなければならない。原発は透明でこそ信頼を得られる。それが韓国水力原子力を正しく立て直して原発を生かすことだ。原発事故を隠しながら原発大国を夢見ることはできない。

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