核安全保障サミット控え大規模な対テロ訓練…9・11テロも想定=ソウル
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2012.03.07 08:42
核安全保障サミットが開かれているソウル・COEX。1台の車が会議場に向かって突進する。その瞬間警察特攻隊車両が前を防いで立つ。特攻隊要員が迅速に車内にあったテロ容疑者1人を検挙し、探知犬を動員して車内を捜索する。車のトランクから爆発物の入ったカバンが発見される。防護服を着た爆発物処理要員がエックス線探知機でカバンの中の時限爆弾装置を確認する。すぐに防爆テントをかぶせ、ロボットが投入され高圧水大砲で爆発物を処理する。
核安全保障サミットを20日後に控えた6日、COEXで対テロ訓練が実施された。会議期間中の警護状況を統制する総合状況室もこの日稼動した。状況室ではCOEX周辺2000カ所余りの交通・防犯カメラの映像を見ることができる。ヘリコプターと車に設置されたカメラで撮られた場面がリアルタイムで状況室に中継される。青瓦台(チョンワデ、大統領府)警護処、軍、警察などが運営を担当する状況室は、27日に会議が終わる時まで24時間体制で運営される。