北朝鮮軍、寒さにどうやって耐えていると思ったら「ビニール袋を…」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2012.02.03 10:14
海抜1242メートル。“空の下の初部隊”と呼ばれる江原道楊口(カンウォンド・ヤング)の加七峰(カチルボン)中隊が位置する場所だ。軍事分界線(MDL)北側にある金日成(キム・イルソン)高地とはわずか750メートルしか離れていない。南方限界線の一番高い場所にある韓国側の2日早朝の気温は氷点下27度。体感温度は氷点下45度まで下がった。加七峰中隊長のイ・ヨンス大尉(31)は「貯めておいた水にすぐ薄氷ができて、積もった雪が巻き上がって吹きつける寒風で、除雪ができず5分以上立っていられない天気」と話す。
2日、国防部は江原道と京畿道の軍部隊に指揮官裁量で野外訓練を中断するように「寒波・大雪警報に備える指針」を出した。しかし寒いからといって境界勤務や訓練を怠ることはできない。イ大尉は「鉄柵線と戦術道路の除雪作業をして、射撃訓練、公用火器操作訓練などの基本的な訓練はしている」と し「兵士らが休憩を取る生活館の室内温度は18度を維持している」と話した。境界勤務の時は、防寒服や防寒頭巾、防風眼鏡、発熱ベスト、防寒靴、カイロなどを供給しているとも話す。