【社説】なにが真の学生人権なのか
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2011.12.25 12:43
クラスメートから9カ月にわたり暴行と恐喝に苦しめられた大邱(テグ)のある中学2年生の生徒が20日に命を絶った。死亡した学生は遺書で、「毎日食べるものがなくなり、家にきて私をいじめた。ラジオ線を抜いて私の首に縛り引っ張っていきながら(菓子の)破片を拾えと言い、水で拷問して、笛で叩き、あらゆる雑用と宿題をさせられた」と告発した。警察の調査の結果、加害学生は多いときには1日数十件の文字メッセージを送って脅迫していたことが明らかになった。あまりにも衝撃的だ。
学校は今年3月初めから2回にわたり校内暴力に関するアンケート調査をしたがこうした事情はわからなかったという。両親もやはり息子の苦痛を知らなかった。遺書に書かれた通り、報復されるかと恐ろしく訴えることができなかったためだ。