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【コラム】金正恩の妻が韓国のレースクイーン?(1)

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2011.11.22 11:42
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最近韓国のあるインターネットメディアが、北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)の妻が公開されたという記事を上げた。中国の通信社を引用した報道だったが、この記事の写真を見て驚いた。主人公は韓国のレースクイーンのチュ・ダハだったためだ。それがすぐにわかった理由はこうだ。

今年8月、中国ポータルの検索語ランキングに「金正恩の個人秘書」が上がったことがある。その時に掲載された写真だった。ところが初めて見た時からこの写真はミニスカートの服を着た姿で、芸能人のグラビアのような感じがした。オンライン中央日報が確認作業を行いその人物がチュ・ダハであることを明らかにした。そうしたら3カ月後に今度は妻に化けてまた復活したのだ。

 
そうかと思えば金正日(キム・ジョンイル)総書記の4番目の妻という写真が中国ポータルに広がった。この写真は確認作業も必要なかった。ハンナラ党の朴槿恵(パク・クンヘ)議員だったためだ。朴議員が北朝鮮を訪問した際に金総書記と並んで撮った写真だ。当時こういう事実が報道されたが、中国ポータルでは該当情報が相変らず検索されている。

一次的には中国のインターネットにあきれる。それでは韓国のインターネット事情はもっと良いだろうか。必ずしもそうではない。むしろ一歩踏み込んで真偽判断を要するケースが多い。今月初めに未来希望連帯の金乙東(キム・ウルドン)議員が過去の家族写真を公開し金容沃(キム・ヨンオク)教授に謝罪を促した。理由は金教授が1990年代にある雑誌で、金議員の父親の金斗漢(キム・ドゥハン)元議員は金佐鎮(キム・ジャジン)将軍の息子でないと主張したが、これを基にインターネットで類似のうわさが続いているためだ。父親を父親と証明するのに20年近く苦痛を受けたが、また今後誰かがこの情報を基に「あなたの父親の父親は誰か」と尋ねることもあり得るため苦しいということだ。

ところでこれがまさにインターネットだ。一度入力された情報はその記憶力と繁殖力で消えない。情報は吸収するが判断はしないので虚偽の情報も一度刻まれれば直されないまま繁殖と流布が自動で起きる。荒々しい悪口と謀略、扇動に対する制止もない。ここで多くの人は話を排泄する「トイレ」のようにインターネットを使う。SNSの属性もこれと変わらない。ある人は話す。枠にはまったこの偽善的な世の中に、こうしてでも話さなければどのように息をして生きるのかと。一理ある。ところで誰も自分の排泄物を他の人々の前に陳列したりはしない。話の排泄物処理もこれと違ってはいけない。理由がある。


【コラム】金正恩の妻が韓国のレースクイーン?(2)

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