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墜落アシアナ機、ブラックボックスの引き揚げが難航

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2011.08.29 08:56
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先月28日にアシアナ航空の貨物機が墜落してから1カ月が過ぎたが、ブラックボックスが見つからず事故原因の糾明が遅れている。ブラックボックスと行方不明者の捜索に進展がない状況で、30日間維持されるブラックボックスの音波送信まで途絶えている。

捜索は難航が続いている。国土海洋部鉄道航空事故調査委員会は17日からブラックボックスがある可能性が大きい貨物機の尾翼部分の引き揚げを試みたが、無人潜水艇を通じてブラックボックスがないことを確認した後に中断した。ブラックボックスは胴体後部に位置するが、墜落時に尾翼と胴体が分離したとみられる。事故調査委員会は後部胴体部分を捜索しているが、事故海域の水深が80~90メートル、視界が2~3メートルにすぎず容易ではない。哨戒艦事故当時は沈没地点の水深が40メートルなのでダイバーが直接捜索できたが今回の貨物機墜落地点ではダイバーによる捜索も難しい。水深が深くダイバーの活動時間が10分余りにすぎないためだ。

 
事故調査委員会は、「最後の方法として哨戒艦捜索時のようにはえ縄漁船を利用して小さな残骸とブラックボックスを引き揚げることまで考えている」と明らかにした。はえ縄漁は2隻の船が網で海底をさらって残骸を発見する方式だ。はえ縄漁漁船を利用するためには大規模な残骸を先に引き揚げなければならないため長い時間がかかるほかはない。

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