外貨稼ぎめぐり金正日・金正恩グループが暗闘(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2011.08.14 11:32
■レアアースでも角逐戦
茂山鉱山だけでなく、昨年中国と日本がレアアースをめぐり神経戦が繰り広げられると北朝鮮もレアアース開発に関心を持った。最近の報道によると北朝鮮にはレアアースが2000万トン埋蔵されているとされ、海外の企業が高い関心を持つことになった。華僑のイ氏は、「レアアースも販売権をめぐって対外投資を担当する機関が互いに競争しており、茂山鉱山の鉄鉱石と似た状況になっていると聞いた」と明らかにした。
「力」で押すことによる不満がないことはない。販売権承認担当機関の金属工業省関係者に会ったパン氏は、「色々と高いところから圧力があればやむを得ず販売権を承認しなければならないから死にそうな状況だ。地下資源輸出を担当するという機関が重複的にでき、実務者はあちこちの表情ばかり見ている」とした。販売代金はもちろん金属工業省を経ないでグループ別企業を通じて上部に上がる。国家財政には全く役に立たない。チェ氏は、「北朝鮮と20年余り事業をしながら手続き的に混乱して業務が遅れるケースは多くても、このように北朝鮮内の企業が利権をめぐって争ったせいで遅れるのは初めて」と話した。