【社説】大学生を苦しめる貸金業界の融資中断=韓国
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2011.08.13 11:54
貸金業界が大学生への融資を中断すると発表した。今後も再開しないという。大学生への融資は貸金業界の融資全体の1%。営業に影響もなく、大学生信用不良者を量産する主犯という非難を浴びながら融資する理由はないという主張だ。
大学生に対する貸金業界の融資が増えたのは事実だ。金融監督院によると、貸金業者から融資を受けた大学生は4万7945人。1年間に57%も増えた。融資額も795億ウォン(約57億円)と40%増え、延滞金額も80%近く増えた。大学生信用不良者が07年の3785人から2010年には2万6000人に急増したのは、こうした点が影響したはずだ。金融監督院が貸金業界に対し、大学生への融資をできる限り自制するよう要求した理由だ。