韓国に「第2の金融危機はない」…外貨後ろ盾は十分
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2011.08.10 08:56
米国発の危機に「コリアリスク」に対する懸念が大きくなっている。国の不渡りリスクを示す韓国のクレジットデフォルトスワップ(CDS)プレミアムが急騰しウォンの価値が落ちた。韓国政府が発行した外貨債券に対するCDSプレミアム(5年満期基準)は、8日に1.36%となり前日より0.21ポイント上がった。これは昨年6月11日に記録した1.37%以後で最高だ。ドルに対するウォンの価値も前日より5.60ウォン下がり1088.10ウォンで取引を終えた。ウォンは6日連続下落し、6月16日の1089.90ウォン以後で最低値を記録した。
オ・ソンジン現代証券リサーチセンター長は、「コリアリスクが大きくなっているが、2008年のような危機はないだろう」と予測した。「3年前に比べ短期外債は減っており、外貨準備高は700億ドルほど増え、企業の利益も大きく増加した。韓国の外貨の後ろ盾は十分だ」と話した。