【コラム】「私は歌手だ」の感動と平昌の勝利(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2011.07.13 15:51
まず告白すると、私は人気サバイバル番組「私は歌手だ」(以下、ナカス)の熱狂的なファンだ。本放送の視聴を死守している。もし偶然、見逃した時は進んで料金を支払ってIPTVで見る。1週間待てば無料で見られるが、その時間に比べれば500ウォンや1000ウォンは惜しくない。コロセウムで命をかけて争う決闘士の手に汗握る勝負に酔っているからではない。感動と楽しさのためだ。
プロが最善を尽くす姿はそれだけで感動だ。最高の歌手の情熱とチャレンジ精神で、ステージはいつも期待以上だ。プロの緊張する様子からは人間味が感じられる。競い合いながらもお互いに励ます姿も見ていて気持ちがいい。最下位になった歌手は、結果に納得して美しく退くが、それが終わりでないことは脱落者本人も分かっている。敗者はおらず、皆が勝つ共存の祭りだ。