【社説】ワニの口の前で粘り強く耐えよ
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2011.07.08 11:55
きのうの中央日報経済面に掲載された「ワニグラフ」が話題だ。日本の財務省の真砂靖主計局長が韓国の公務員らに「日本の前轍を踏まないように」と示したグラフだという。税収は減るのに財政投資ばかり拡大したため、日本の財政推移グラフがまるでワニの口のように開いているというものだ。その結果、日本は国の負債が国内総生産(GDP)の2倍を超え、国の格付けを引き下げられる屈辱を受けている。これはユーロ圏の時限爆弾のギリシャの負債比率150%を大きく上回る水準だ。
日本はゼロ金利のためこれ以上金利を引き下げることができず、貿易黒字により円も引き上げが困難だ。唯一残され財政政策すらワニグラフに足首をつかまれ動けない状態だ。真砂局長は、「振り返れば1973年の“福祉元年”当時から一歩先を見通せないことがとても骨にしみる」とし、「なにか間違ったと感じたときにはすでに遅い」と韓国に忠告した。韓国も少子高齢化に備え先制対応すべきという注文だ。