ヤクルトの林昌勇（イム・チャンヨン、３５）が苦しみながらもチームの勝利を守った。

林昌勇は３日の広島戦で７－３とリードした９回裏に登板し、１安打２四球を許して危機を迎えたが、無失点で試合を終えた。

５－３の８回から登板の準備をした林昌勇は、ヤクルト打線が９回表に２点を追加したことで、セーブがつかない４点リードとなった。先月３０日の読売戦で２失点し、今季２度目のセーブ失敗となった林昌勇は、この日も不安定な投球を見せた。

最初の打者の７番・天谷を左翼フライで処理したが、次の打者の岩本に四球を許した。９番の石井を遊撃ライナーで処理して一息ついたが、１番打者の東出にセンター前ヒットを渡し、二死一、二塁の危機を迎えた。さらに次の前田も四球で歩かせて二死満塁。読売戦の悪夢を思い出させたが、林昌勇は丸を一塁ゴロに打ち取って試合を終えた。無失点で試合を終え、防御率は１．９８から１．９１になった。今季の成績は２勝１６セーブを維持した。

一方、オリックスの李承ヨプ（イ・スンヨプ）はソフトバンク戦に６番・一塁手で先発出場したが、ノーヒットに終わった。３打席とも走者がいる状況だったが、２三振、１併殺打とチームの流れを断ち切った。オリックスは９回、李承ヨプの代打・荒金のサヨナラ安打で２－１の逆転勝ちを収めた。李承ヨプの打率は１割９分９厘から１割９分４厘に落ちた。