【コラム】崩壊する日本民主党と独島
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2011.02.24 11:11
日本民主党が内部分裂を起こし始めた。直接的な原因は、09年8月末の政権交代を実現した当時に公表した児童手当など、いくつかの核心公約を廃棄しようとする現菅直人内閣に対抗し、民主党内で小沢派を中心に反対派が形成されたからだ。「公約を守らない民主党は自民党と変わらない」という声が党内から噴出し、さらには菅首相側の人たちも菅首相を批判している。鳩山前首相も「菅首相が民主党路線を壊した」と公開的に非難した。また公約廃棄に反対する民主党の国会議員16人が新会派発足を宣言し、菅首相退陣を圧力を加え始めた。
日本国民は07年の安部元首相の退陣から始まった日本首相の1年足らずの退陣現象が菅首相まで続くのかと、不安に思いながら事態を見守っている。当然、内閣支持率は20%以下に落ちた。民主党政権は発足から1年半ほどしか経っていないが、崩壊の兆しが表れているのだ。菅首相を批判する背後人物とされる小沢元代表は公然と菅首相を批判している。小沢氏が民主党内の小沢派と自民党・みんなの党などを連帯させ、政界を改編するというシナリオを稼働したといううわさまで流れている。ところが金銭スキャンダルがある小沢氏に対する国民の視線は冷たい。結局、民主党内部の対立は、民主党政権が民心から遠ざかるしかない原因を提供したのだ。