【社説】口蹄疫、李明博政権最大の汚点になりかねない
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2011.02.13 09:49
329万頭。口蹄疫発生後、12日午前までに埋却された牛・豚・ヤギの数だ。昨年11月下旬に口蹄疫が発生して77日。大韓民国は歴史上最もひどい“家畜ホロコースト”を体験している。さらに鳥インフルエンザにより鶏・鴨・ウズラ545万羽根が埋却された。いくら動物とはいえむなしく犠牲になった多くの生命の鳴き声が聞こえるようで身の毛がよだつ。
口蹄疫の拡散は畜産災害、農業災害を越え環境災害へと広がっている。一方的埋却により地下水と土壌は赤く汚染され、漢江(ハンガン)・洛東江(ナクトンガン)の飲料水源が脅かされている。環境部が漢江上流地域の家畜埋却地32カ所を肉眼で調査した結果、16カ所で補完が必要なことがわかった。口蹄疫と鳥インフルエンザのために1兆2000億ウォンを超える予算を注ぎ込んだが農家の心はざわめいている。「家畜伝染病ひとつ防げない無能な政府」という非難が出てくる。都市では肉の価格が天井知らずに高騰している。今年の夏の伝染病流行を心配する声まで聞こえる。十分に国家的災害だ。