‘学歴詐称’波紋を起こした申貞娥（シン・ジョンア）氏が「裸体写真と『申貞娥ヌード写真発見』と題した記事を１面に掲載して肖像権と人格権を侵害した」として、文化日報を相手取り起こした１０億ウォン（約７５００万円）の損害賠償請求訴訟の控訴審が調停合意で締めくくられた。

ソウル高裁は１８日、申氏が文化日報を相手に起こした１０億ウォンの損害賠償請求訴訟で「▽文化日報が申氏に８０００万ウォンを支払う▽双方がこの事件の調停に達した点を参酌し、今後、調停の結果に対する相手の信頼を尊重するという２つの条項について双方が合意し、１７日、調停が成立した」と明らかにした。

「信頼尊重」条項は、双方ともにこの事件への言及を自制するという内容を包括的に含めたものだ。訂正報道の掲載や裸体写真の合成有無などについては明らかにしなかった。

申氏は新聞に掲載された裸体写真が自分のものではないということを示すために、訴訟の過程で裸体の写真を撮影したと伝えられた。三星（サムスン）医療院整形外科の医師から身体的特徴の診断を受け、写真も撮ったという。

申氏は文化日報が記事を掲載した後、「裸の写真を撮ったり‘性ロビー’をしたことはない」として訴訟を起こした。一審は「扇情的な写真を通した新聞販売量の増大など悪意的な動機が認められる」とし、文化日報に１億５０００万ウォンの支払いを命じた。

控訴審では、初期に申氏側は一審の賠償額と同じ１億５０００万ウォン、文化日報は５０００万ウォンを調停金額として提示していた。申氏は調停の過程で「この事件で４年近く苦痛が多かった。もう終わらせたい」と話したという。


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