白頭山脈を伝い7個師団が南下…ソウル・釜山・光州占領作戦
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2011.01.16 10:29
北朝鮮の金正日(キム・ジョンイル)国防委員長は2004年2月に特殊部隊を視察しながら、「イラクの反米勢力が自爆攻撃で米帝侵略者などを消滅させている。われわれの軽歩兵部隊と狙撃部隊もイラクのように自爆攻撃で敵に大きな被害を与えることができる」と述べた。金正日の特殊部隊に対する信頼と愛着を示したものだ。北朝鮮特殊部隊の歴史は1965年の軽歩兵部隊創設に始まる。以後68年の青瓦台(チョンワデ、大統領府)奇襲作戦で有名な第124軍部隊が作られ、69年には特殊第8軍団が創設された。83年7月には特殊第8軍団を軽歩教導指導局に変更し特殊部隊を統合した。昨年には特殊部隊の規模をさらに拡大改編し軍団に昇格させた。
北朝鮮の特殊戦部隊は総参謀部配下の第11軍団と前方軍団配下部隊、海軍と空軍の特殊部隊、国防委員会直属偵察総局がある。第11軍団は韓国の特殊戦司令部と似ているが、規模ははるかに大きく任務も多様だ。配下に軽歩兵旅団と航空陸戦団、狙撃旅団など10余りの旅団がある。1個旅団は5000~7000人規模だ。軽歩兵旅団は北朝鮮後方で韓米連合部隊や韓国特殊部隊の攻撃を防御し正規軍団の攻撃を先導する役割をする。航空陸戦団は航空機やAN-2型機で空輸され韓米連合軍の兵站線を遮断したり重要施設を攻撃したりする。