【ルポ】韓米訓練初日、北朝鮮でまた砲声…延坪島200人が避難
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2010.11.29 14:15
韓米連合訓練初日の28日午前11時16分。北朝鮮ケモリ海岸側から「ドン、ドン」と2発の砲声が聞こえた。2分後の11時18分、「ウーン」というサイレンの音が10秒間ほど延坪島(ヨンピョンド)全域に響いた。拡声器からは何度も「現時刻、北朝鮮の追加火力挑発の兆候が予想されます。住民と取材陣は統制要員の指示に従い、近くの避難所に移動してください」という延坪村職員の放送が聞こえた。
村の住民と公務員、復旧作業員、ボランティアメンバー、取材陣ら200人余りは次々と避難所に駆け込んできた。村役場付近で取材中だった記者と住民は近くの「74-2A避難所」に走った。荷物や衣類もまとめることができなかった。この場所には7人が避難していた。住民を統制した海上警察特攻隊員はずっと無線で「ここは7人。住民はみんな避難したのか。そこは何人か」と状況連絡を取り合った。