【時視各角】中共軍の韓国戦争参戦がなかったら(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2010.11.01 12:33
韓国の歴史で10.26は激動の日だ。1909年には安重根(アン・ジュングン)義挙、79年には朴正熙(パク・チョンヒ)殺害があった。50年、韓国戦争時には国軍兵士が鴨緑江(アムノッカン)の水を水筒に入れた。当時、統一したら10・26は「国土回復の日」になったはずだ。その10・26の1週間前に中共軍は朝中国境を越えて韓半島を侵略し始めた。
中共軍の参戦は国際法的には不法であり、人類史的には反文明的行為だった。北朝鮮が6・25を起こし、そんな北朝鮮が敗戦に処すと、中国は参戦したことすべてが正義のない行動となった。それなのに最近、習近平中国国家副主席は6・25の性格を歪曲して中国の参戦を「正義」で美化した。彼は「朝鮮の内戦が勃発して以来、米国トルーマン政府は自分勝手に派兵を決めて干渉、朝鮮に全面戦争を起こした」と主張した。これは全面的に誤った歴史認識だ。米国は国連決議を通じて派兵し、全面戦争を起こしたのは北朝鮮だ。北朝鮮の戦争を後援したロシアさえ今、南侵を認めている。ロシアの大学の教材は74年北侵だと書いたが、2008年に南侵に書き直している。