「通貨戦争」に解決の糸口 ‘市場決定レート制’に合意…G20閉幕
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2010.10.24 09:55
主要20カ国・地域(G20)が為替レートをめぐる葛藤を解決する糸口を見いだした。3週後に迫ったソウル首脳会議の成否を左右する核心議題で合意が電撃的に引き出された。G20は為替問題を解決するために市場決定的な為替制度を履行し、競争的な通貨切り下げを自制することにした。また新興国への国際通貨基金(IMF)クオータ移転幅を増やすことにした。
G20財務相・中央銀行総裁は23日、こうした内容の共同声明(コミュニケ)を発表し、2日間の慶州(キョンジュ)会議を終えた。G20は共同声明で「経済ファンダメンタルズが反映されるよう、より‘市場決定的(determined)’な為替レート制度へ移行し、競争的な通貨切り下げを自制する」と明らかにした。これは「市場親和的(oriented)」という6月のトロントG20首脳会議合意から一段階進展した表現で、市場介入を自制することで一致したと分析される。