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「古宮博物館の遺物、72%は至急に保存処理要」

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2010.09.19 10:33
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国立古宮博物館は光復60周年である2005年8月15日に開館した。徳寿宮・宗廟などに散らばっていた朝鮮王室遺物4万2544点がここに移されたが、これら遺物はずさんに保管されていたことがわかった。特に遺物の72.3%である3万762点は急いで保存処理されなければならない状態だと文化財庁は指摘した。

国会予算決算委所属ハンナラ党李貞鉉(イ・ジョンヒョン)議員が17日に公開した文化財庁資料によると、遺物のうち5159点は「委託保存処理など緊急で処理しなければならない状態」である1段階に分類された。旗や御輿など議長行列の時に使われた鹵簿類と書画類の状態が悪く、それぞれ651点のうち326点、336点のうち168点が1段階だった。王と王妃の功徳をほめたたえた頌徳文を本にした御冊類は、宝物級にもかかわらず373点のうち37点が1段階の状態だった。

 
文化財庁はこれら遺物に対し「安定した保存・管理をするためには専門家の詳しい状態の調査とそれを根拠にした体系的保存処理が必要だ」と話す。しかし博物館側は今後、10年間「緊急に処理しなければならない状態」にある遺物5159点のうち635点を保存処理するという計画を立てている。博物館関係者は「計画よりもっと多い追加人員を投入してもこれら遺物の3分の1は手もつけられない」と話した。「可能な早いうちに保存処理をしなければならない状態」である2段階の遺物は2万5603点だ。

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